人間は環境の生き物
人間というのは環境の生き物なので、自分の環境をどのように整えるか?
ということをとても真剣に考えなければならない。
とても優秀なサラリーマンだった人が退職した瞬間に怠惰になったり、
パチンコまみれの生活になったりする例は少なくない。
それは人間が環境の生き物であり、環境に支配されるからだ。
環境を整えることができない起業家は起業をしない方が良い
よく、サラリーマンの方の相談を受けていると、このような質問を受ける。
「平日忙しくて時間がなくて…」
「子供の送り迎えがあって…」
「土日は疲れてしまってなかなか手が進まなくて…」
こういう人はうまくいかないことが多いのだが、
その理由は「環境を作ることができない人間」だからである。
時間がないのなら時間を作ることができる「環境」を整えるべきだ。
例えば送り迎えをパートナーに頼む、子供のことを親に見てもらうなど、環境整備の方法はいくらでもある。
その努力を放棄して「時間がない」という発言そのものがレベルの低さを露呈している。
環境は与えてもらうものではなくて作るものなのだ。自分で整備するものなのだ。
それができない起業家は起業のこと自体を考えない方が良い。そちらの方が幸せだからだ。
環境を作る側の人間=ルールを作る側の人間
人間というのは環境に慣れるので、その適応能力の高さでここまで生き抜いてきた。
暑い地域でも寒い地域でもその環境に慣れ、適応し、最善の方法を編み出していく。
そのプロセスの中で人間は強くなってきたし進化してきたわけだ。
環境を作るということはつまり「ルールを作る」ということと同義だと私は考えている。
人間の本質は「怠惰」である。できることなら働きたくないし、できることなら怠けていたい。
それが自然であり、そのようにプログラムされている。「何もしないで生きていきたい」というのが本音なのだ。
だからこそ、環境を作らないと何もしない。
あなただって会社に行かなくてもお金が入って生活ができるのであれば出社などしないはず。
毎日満員電車になんて乗らないだろうし、できる限り「楽な環境」を選ぶはずだ。
それでもなぜ出社をするのか?というと、「そういうルールだから」だと思う。
毎日朝8時半から始業開始、17時半に始業終了。これは「そういうルールだから」だろう。
そのような環境(就業規則)の会社に勤めているからそのように働いているだけだ。
人間というのはこんなもので、環境に慣れているのでその環境を疑うこともしない。
変わりたいなら環境を作れ。変わりたいなら環境を変えろ。
それができないなら変わることを諦めろ。環境を変えることでしか人間は変わらない。
なぜか?人間は「環境の生き物だから」だ。
環境を変えるだけでいい
商売を始めたかったら、儲けを出したかったら全て環境を変えれば良い。
ただ、これにはもちろんリスクと責任が伴う。
ただ、その上でも環境というのはとても大切だ。
環境を変えることでしか人間の成長はない。
意図的に環境を変えよう。それでしか道は拓かれないのだから。